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勝つため?うまくなるため?

こんにちは。三谷です。

 

今日はジオーレ大阪の、育成の根っこ🌲について書きたいと思います😊

 

ジオーレ大阪ではシンプルにいうと「11人がうまくなるため」に練習も試合もしています⚽️

 

ここでいう「うまくなる」は言い方を変えると

「出来る事を増やす・出来る事のレベルを上げる」です。

 

自分は選手としてサッカーをしていた時、1番嬉しかったのは思い通りにプレーできた時でした。そのうえ勝てればなお嬉しい。

 

逆に思い通りにプレーできない時、イメージを表現できない事が1番の悔しさでした。例え試合に勝ったとしても悔しさでいっぱいでした。

 

ジオーレの選手達には自分の思ったようにプレーできる力をつけて欲しいと思っています。

 

その為には、うまくなるためのチャレンジ・努力が必要です。

 

それは「勝つため」とは少し違います。

 

元サッカー日本代表の中田英寿さんが少し前にある番組で、

 

「自分は『うまくなりたい』と思ってサッカーをやってた。例えば『試合に出ること』が目標であれば『うまくなりたい』と同じ事ではない。

 

監督の言うことを聞いてた方が試合に出やすい。でも僕は自分のプレーがしたいから監督と戦ってでも自分のプレーをして、外される。それでも僕は自分のプレーは曲げたくない。

 

だってその為にやってるから。試合に出るためにやってないし、勝つためにやってるんじゃないから。

 

『うまくなりたい』を自分が表現できたら嬉しい。」と言われていました。

 

考え方は人やチームそれぞれで、サッカーをする目的や目標もそれぞれで良いと思います。

 

僕はジオーレ大阪が勝ったら嬉しいし負けたら悔しい。けど、ジオーレ大阪がチームとして勝っても別に何の価値もないと思ってます。

 

重要なのはその試合で11人が輝いているか。11人が自分を表現し、味方と息を合わせながら相手を翻弄できているか。

 

それは子ども達の目標、将来があるからです。

育成年代であるジュニア・ジュニアユースチームが個人の成長を差し置いてチームとして勝ってもなんの未来もないと思ってます。

 

なので、今勝つためのプレーは子ども達に求めません。

 

うまくなるためのチャレンジをして、昨日よりうまくなること。さっきより逞しくなること。

 

その力は結果的にもう少し先で待ってる勝負の世界で、チームを勝利へ導く事に繋がります。

 

週末の試合、数ヶ月前の入団当初は来たボールをただ蹴ってたある小学生は自分でボールを運び相手と駆け引きしてました

 

昨日は目の前の相手を抜く事に一生懸命だったある中学生は、今日は相手を交わしながら穴をみつけ鋭いパスを送ってました

 

出来る事が増えるように、出来る事がもっとレベルアップするように、そしてサッカーをとことん楽しめるようにコツコツ積み重ねていきたいと思います❗️

 

っていうのがジオーレ大阪の考えです😄🌲